The price of bias reduction when there is no unbiased estimate
H Doss, J Sethuraman - The Annals of Statistics, 1989

2ページぐらいの短い論文かつ、証明も簡潔で分かりやすく直感的。統計の論文だけど、経済学徒でも読める論文。
内容もシンプルで、

1.不偏推定量が存在しない
2.バイアス補正を繰り返して、バイアスを0にすることができる(サンブルはFixedで)
このとき、バイアス補正後の推定量の分散は無限にいく

ていうもの。もともと、バイアス補正ってあんまり有限サンプルでのパフォーマンス悪いっていう話もあるわけだけど、とりあえずバイアス補正すればいいっていうわけではないってことだと思います。
MSEが減るようなバイアス補正はいいのだろうけれども。

そもそもバイアス補正がメインテーマになるような分野ってなんなんだろう。ノンパラメトリックリグレッションとかノンリニアパネルデータとかでしょうか。